メッセージ

 この度、日本スペシャルティコーヒー協会6代目会長に選ばれました丸山健太郎です。2003年に設立された日本スペシャルティコーヒー協会は順調に成長を続けて現在では1,701会員(2017年末時点)まで増えてまいりました。

この間、毎年のコンフェレンス、各種競技会、教育セミナー、イベントなどを通し啓蒙、情報共有も進みました。各種競技会では日本から何人も世界チャンピオンが生まれております。日本のスペシャルティコーヒー業界のレベルの高さは今では広く世界に知られております。

2020年には東京オリンピックが開催される予定で、訪日観光客も増え海外からこれまで以上に日本のマーケットが注目を集めることは間違いありません。これはチャンスと言えるでしょう。また、生産国に目を移すと、スペシャルティ原料の争奪戦は以前にもまして過酷になってきています。欧米だけでなくアジア諸国からの需要も増大しております。原料確保の面ではこの状況は脅威と言えます。

このような環境の中で、日本のスペシャルティコーヒー産業が世界的にも良いポジションを取りながら、国内においては消費を伸ばしていくためにはどうしたら良いのでしょうか?

これまでの歴代会長の押し進めてきた方針を踏襲しながら下記の項目に力を入れて協会活動を進めて行きたいと考えています。

● 生産国、消費国両サイドからのスペシャルティコーヒー最新情報の取得と提供
生産国での生産処理メソッドの進化には目を見張るものがあります。また、抽出や焙煎関連器具や技術もすごいスピードで進化しています。これらの最新情報を展示会や各種セミナーを通してお伝えしていきます。

● スペシャルティコーヒーの基本的品質レベル維持と教育
ここ数年のコーヒーブームにより新規参入者が増えていますが、イージーオープンも目立ち、基本的品質や技術が追いついていないという話を聞きます。スペシャルティコーヒーに関する基本的教育を提供できる協会として、全体のレベルアップに寄与していきます。

● 一般顧客へのスペシャルティコーヒーの啓蒙
コーヒーのプロのなかではしっかりと確立されてきたスペシャルティコーヒーですが、一般にはまだまだ認知されていないのが現状です。さらなるマーケットを拡大するためには、一般顧客への啓蒙や情報伝達が重要になってきます。

● 各委員会による教育プログラム充実によるプロフェッショナルなスキルの向上。SCAJ資格認証制度の確立
各種委員会の活動によって、各分野の教育や情報提供が日々行われています。これらを統合したSCAJ独自の資格認証制度を確立できるよう、資格認証委員会を通じて努力を続けてまいります。

● スペシャルティコーヒー各種競技会の継続と発展
スペシャルティコーヒーに関わるプロフェッショナルが日頃の研鑽の成果を魅せることができる場、それが各種競技会です。たくさんの関係者のモチベーションとなっている競技会をこれからも盛り上げていきます。
 
日本のスペシャルティコーヒーマーケットが,ここまで成長してこれたのは協会の各会員、委員会による努力の結果だと思います。スペシャルティコーヒーのさらなる消費拡大と発展のため、会員、社員の皆様のご支援、ご協力をこれからもいただけますようお願い申し上げます。

 

一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
会長 丸山 健太郎